キネマ・ジャングル

国・年代・ジャンルを問わず、心に響いた作品について呟いてみる映画ブログです。

問題児が学校を救う!『トイ・ソルジャー』

こんにちは、キーノです。

 

今回の作品は『トイ・ソルジャー』

ダニエル・ペトリ・Jr監督、1991年・アメリカ・112分

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Credit:Amazon.co.jp

あらすじ

獄中にいる麻薬王の父を釈放させるため、その息子率いる過激派グループが全寮制の高校を占拠する。

校長を残し教師陣は全員学校から追い出し、寮の周囲に爆弾を仕掛け、生徒92名を人質に取る。

その中で問題児5人組が、友達と学校を守るため、大胆な作戦に打って出る。

 

まさに学園版ダイハード!

「学園版ダイハード」とはよく言ったもので、これは素晴らしく面白い!

 

犯罪組織に乗っ取られた場所で人質が逆襲するという、言うなれば現場に偶然居合わせちゃったモノですね。

 

『ダイ・ハード』を筆頭に、最近では『ホワイトハウス・ダウン』や『エンド・オブ・ホワイトハウス』など類似作品も続々と登場しています。

 

その中でも『トイ・ソルジャー』はトップクラスの面白さだと思います。

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Credit:Amazon.co.jp

描写も冗談タッチでは決してなく、犯人グループもきわめてガチンコ。

 

主犯のルイス(アンドリュー・ディヴォフ)の長髪オールバックとあばた面からは、いかにも「怒らせたヤバい」オーラが発散されています。

 

顔はMCUでサノス役を演じたジョシュ・ブローリンにそっくりでした。

 

 

問題児5人衆のリーダー的存在であるビリーを演じるのはショーン・アスティンという俳優さん。

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでフロドの相棒サムを演じた方ですね。

 

持ち前の勇気と統率力で仲間を引っ張るビリーの姿は、「逆に将来コイツが危険分子になるのでは?」と思うほどの手際の良さ。

 

犯人グループの細かい情報が書かれた手帳を外部の警察に届けるため、一人屋上の見張りの目をかいくぐって猛ダッシュする姿はシビレました。

 

しかも犯人グループは、定時間に生徒の人数確認をして、足りなかったら5人射殺というルールを設けているので、ビリーは急いで学校に戻らなければなりません。

あれは凄まじく手に汗握る激走でした。

 

 

それから先生サイドで唯一残された校長を演じるのはデンホルム・エリオット。

『インディ・ジョーンズ』シリーズで天然のマーカス教授を演じた方です。

 

本作の校長役もゆるふわ愛されキャラ全開で、マーカス教授そのものでした。

 

残念ながらもう亡くなっていますが、とても好きな俳優でした。

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肝心となる問題児チームの隠密行動も実に見事です。

 

許された自由時間内で、犯人の似顔絵を描き、人数・見張り位置をサーチ。

見張り番にランチを渡すついでに所持している武器もすべてチェック。

 

ランチを渡す際には、悪ガキならではの隠し嫌がらせも炸裂します。アレ、やられる側はたまったものではありません。

 

 

そして、学校の周壁に仕掛けられた爆弾のチップとオモチャの飛行機に内蔵され たチップを取り替えるために、トイレの天井の通気口を這う姿はまさにダイハード。

 

ラスト、ピンチに陥ったビリーのもとに現れる、犬猿の仲だった黒人の教頭先生も思えばダイハードっぽい。

 

青春×アクションが見事にフュージョンした作品でした。面白い!